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ディーセントワークとは

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SDGsとは?
SDGsは、「Sustainable Development Goals 」の略で、2015年の国連サミットで決められた世界共通の目標です。日本語では「持続可能な開発目標」と言われています。貧困、環境、差別、教育、健康、紛争...など、世界が抱える様々な問題を解決するために17の大きな目標と、それらを達成するための169のターゲットで構成されています。私たちが地球で暮らし続けることができ、より良い世界を目指していくために定められたものです。
ディーセント・ワークとは?
SDGs8番目の目標「働きがいも経済成長も(Decent Work and Economic Growth)」で登場する「ディーセント・ワーク」。これは「働きがいのある人間らしい仕事」と訳されます。働くことで、賃金を得ることはもちろん、人からありがとうと言われたり、人の役に立っていると感じたりするような「働くよろこび」や「働きがい」も得られる。両者をバランスよく得ること、そして、働き続けるためのベースとなる家族を含めた豊かな生活や社会保障があること。これらの要素が「ディーセント・ワーク」であると、私たちは考えています。

ディーセントワークとは

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働くすべての人に 喜びと安心を
私たちはすべての人のディーセント・ワークの実現を目指し、様々な活動を行っています。具体的には、一人ひとりが、どこかのコミュニティの中で「役割」があり、本人も周りの人たちもその「役割」を認識できるような環境をつくっています。ここでいう「役割」とは金銭に変わるもの、変わらないものも含めた広い意味です。だれかの幸せに関わったり、ありがとうと言われたり、役に立ったり。そういう一人ひとりの役割が大切に認識され、それが生活を営むことにもつながる。そういった社会に向けた活動を日々行っています。
特に、働く環境が十分に整っていない障がいのある人の「役割」や「仕事」を、多くのプロの方たちと共につくり、その活動を通して、全ての人の「働く」を見つめていきたいと考えています。
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ディーセントワークとは

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わたしたちディーセントワーク・ラボには、「3つの顔」があります。
1つは、実際の現場に行き、障がいのある方とその方を取り巻く環境がもつ強みを、周囲の方と共に見つけ、活かす方法を提案する「ソーシャルワーカー」としての顔。もう1つは、障がい者雇用をきっかけにして、最終的には組織や職場環境を変革する仕組みづくりやCSV、SDGsにつながる障がい者雇用の戦略立案を行う「コンサルタント」としての顔。最後に、専門家としての知識や現場での知見、教育機関や多分野との繋がりを活かしあらゆる人にとっての「ディーセント・ワーク」を追求し、発信する「研究者」としての顔。この3つを結びつけ、発展させることで、ディーセント・ワーク実現への取り組みを行っています。

ディーセントワークとは

一人ひとりの強みを活かして戦力にしていく
「 ポジティブな障がい者雇用 」

障がいとは?
障がいとは、「 凸 凹 」つまり、「 凸(得意なこと・強み) 」と「 凹 (苦手なこと・できないこと) 」の差が大きいことであると考えています。日本の社会では、個々の能力において、下図のような「 凹 」の少ない、バランスの取れたチャート(下図左)となるような人材が求められていることが多いように思います。これまで障がいのある人は、「苦手なこと・できないこと( 凹 )」に着目されることがほとんどでした。しかし、彼らも「得意なこと、強み( 凸 )」を必ず持っています(下図右)。突出した「 凸 」の面に着目し、いろんな「 凸 」と「 凹 」を持つ人たちを合わせてチームをつくることで、できることもたくさんあります。
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障がい者雇用とは?
ベースは、働く一人ひとりの 凸 凹 を合わせて得意を活かし、苦手を補い合うことでチームで仕事をしていくことです。その先には、チーム内での試行錯誤を通して、個人のみならず組織も変化、成長していくプロセスがあります。それを積み重ねた結果として、ディーセント・ワークな組織や職場環境が実現されていくのです。この長期的なプロセスそのものが障がい者雇用だと考えています。
障がい者雇用からすべての人のディーセント・ワークへ
障がいのある人は、障がい故に、できること、できないことといった 凸 凹 の差が大きいため、その人の特性を考慮し、チームでその 凸 凹 を補い合いながら仕事をすることが不可欠になります。この考え方は、実は障がいのある人に限ったことではありません。なぜなら、 凸 凹 は障がいのあるなしにかかわらず、だれもが持つ特性や個性だからです。
個人に合わせた働き方を本人と周囲の人で考え、働きやすい仕事の内容やスタイルをそのときの状態に応じてカスタマイズできる働き方。これがすべての人のディーセント・ワークへつながるのです。
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